材質でどう違う?アクリルパーティションと段ボールパーティションの特徴
特長・機能
今回は、そんなパーティションの中でも自由度が高く、おしゃれな空間づくりに欠かせないアクリル製のパーティションと、全く正反対ともいえる特徴的であたたかみのある材質の段ボールパーティションについてご紹介します。

強くてきれい!アクリルパーティションの特性
ディスプレイや看板でもよく利用されているアクリル素材のパーティションについて、特性を紹介します。
衝撃に強く安全性が高い
アクリルは強度が高く、衝撃に強いことが特徴です。
特に水族館の水槽に使われていることは有名で、他にも飛行機の窓などにも使用されています。
軽量
アクリルパーティションは非常に軽量であることも特徴です。
ガラスと比較すると約半分ほどの重さで運びやすく、移動やレイアウトの変更も手軽にできます。
加工がしやすい
ガラスパーティションとの違いは?
アクリルパーティションとガラスパーティションは見た目が似ていますが、材質でどんな違いがあるのでしょうか。比べてみましょう。
透明度
まず、無色のガラスとアクリルを比較した場合の、透明度の違いについてです。
光線透過率で見てみると、ガラスは約92%、アクリルは約93%と、ほぼ同じ透明度となっています。こちらに関して、差はないようです。
硬度・耐熱性
ガラスパーティションは衝撃に弱い反面、硬度が高いため傷に強く、熱にも強い特徴を持っています。
対してアクリルパーティションは衝撃に強く割れにくいので、安全性や耐震性に優れています。しかし熱には弱く、ガラスパーティションとは特性が大きく違うことがわかります。
耐久性
ガラスは割れやすいので一見アクリルのほうが耐久性がありそうですが、非常に劣化しにくく、衝撃さえ与えなければ耐久性は高いでしょう。
アクリルパーティションのメリット

豊富なカラーやデザインの中から選べる
アクリル素材には透明のイメージがありますが、実はカラー展開が豊富な上に様々なデザインに加工ができます。
多くの種類の中から選ぶことができ、オーダーメイドでオリジナルのパーティションを作ることも可能です。
安全性が高い
軽量で割れにくく、耐震性に優れているため、日本のような地震が多い国では非常に重宝します。
倒れても押しつぶされるリスクが低く、万が一割れた際にも、破片が飛び散らない作りになっています。
解放感がある
ガラスに負けない透明度があるため、パーティションに囲まれた空間でも閉塞感がなく、解放感を感じることができます。
また、採光もしやすいため、自然光や照明をうまく活かした空間を作ることも可能です。
アクリルパーティションの注意点
軽量で強く、非常に便利なアクリルパーティションですが、デメリットもあります。使用する際にはこれらの注意点も把握しておきましょう。
耐熱性が低い
アクリルの弱点として、熱に弱いことが挙げられます。
特に加工をしていない場合、アクリルの耐熱温度は約80度です。そのため、アクリルパーティションの使用は0~65度の環境下が望ましいとされています。
傷がつきやすい
ガラスに比べて硬度が低く、傷がつきやすいというデメリットがあります。
しかし、コーティング加工や、最初から傷が目立たないような表面処理をするなどして、対策をすることができます。
退色や変色の可能性がある
段ボールパーティションについて
アクリルやガラスと全く違った材質でできている段ボールパーティションですが、こちらはどのような特性があるのか紹介しましょう。
特殊構造で高い強度
「紙だと弱いのでは?」というイメージがあるかもしれませんが、全くそんなことはありません。ペーパーハニカム構造という蜂の巣のような六角形を繋げた構造で圧力を分散し、段ボールでありながらしっかりとした強度があります。
ただ、紙製ですので燃えやすく、火気のあるところでの使用はおすすめできません。
軽量で持ち運びがしやすい
紙でできていますから、当然とても軽いです。ガラスの約半分の重量であるアクリルよりも更に軽量で、サイズによっては1枚約2~3.5kgと、折り畳んで一人でも持ち運びができる重さになっています。
連結も、テープファスナーを使用することで手軽に行えます。
コストパフォーマンスが高く、処分の際もエコ
1枚7,500円からと非常にコストパフォーマンスが高く、また処分の際には資源ごみとして出すことができます。
段ボールパーティション活用の事例

自由なサイズ展開で空間を思い通りにデザイン
サイズを10cm単位でオーダーすることができ、オフィスの目隠しから会議室や個人のスペースづくりとして、様々な空間を自由に作ることができます。
展示会の会場やイベントブースを作る際にも、細かいところまでデザインを反映することが可能です。
持ち運びしやすくレイアウトが簡単に作れる
軽量・折りたたみ可能と持ち運びがしやすくできている上に、スタンドの足もくるっと回せばすぐに出せるので、少ない人数でも簡単にセッティングが行えます。
大がかりな会場の設営などにもおすすめです。
お預かりサービスの活用
パーティションのお預かりサービスも行っています。
そのため、使用しない日は預けておくなどすれば、保管スペースがない会社でも有効に利用することができます。
まとめ
材質ごとのメリット・デメリットをしっかりと把握した上で使い分け、より良い空間づくりに活かしていきましょう。